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あけど小児科

  • 〒591-8022 堺市北区金岡町3025-12
072-242-7801

アレルギー外来

Medical

アレルギー外来

アトピー性皮膚炎

ドライスキン、セラミドの欠乏などにより、皮膚のバリア機能が低下した結果、皮膚表面の角質層の水分が減少し乾燥状態となり、少しの刺激でかゆみを感じ、掻いてしまい皮膚が炎症を起こしてしまった状態のことです。その程度は、それぞれ違います。各々に合った治療やスキンケア指導を行います。

  • Q1:アトピー性皮膚炎の治療でステロイドを使用しますか?

    A.当院では、必要に応じてステロイドを使用します。アトピー性皮膚炎で患者様の一番のストレスの原因は搔痒感です。痒みにより、睡眠が妨げられ日常生活に支障が出たり、炎症状態の肌の見た目により、気が沈んだり、消極的な気持ちになります。

    年齢とともにアトピー性皮膚炎はある程度軽快しますが、現在の状況が快適に過ごせるということが大事だと思います。したがって、急性期には副作用の生じない程度にステロイドを使用します。安定したら保湿剤のみの使用になります。

  • Q2:アトピー性皮膚炎はどれくらいで治りますか

    A.アトピー性皮膚炎は、年齢とともに保湿力が付き、ある程度状態は改善してきますが体質なので風邪などとは異なり完治するものではありません。スキンケアや外用薬により快適な日常生活が送れるように、コントロールしていきましょう。

 

気管支喘息

発作的にゼーゼー(喘鳴)を伴う呼吸困難を繰り返す病気です。ゼーゼーが無くても咳のみの症状が発作的に繰り返すものは咳喘息といいます。

血液検査や呼吸機能検査を行い、薬物療法及び生活指導を行います。現在言われている予後では小児喘息の70%は一旦治ると言われています。

 

アレルギー性鼻炎

花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンを吸い込んで鼻汁、鼻閉などの症状を認めます。まず、アレルゲンを吸い込まないように防御することが必要です。アレルゲンの飛散量の情報を確認して、マスクを着用したり、手洗いやうがいを行いアレルゲンの体内への侵入を最小限にすることが必要です。それでも、睡眠や勉強などの日常生活に支障がでた場合、抗アレルギー薬を処方します。スギ、ダニに関しては舌下免疫療法というアレルゲンを少量ずつ体内に投与して慣らしていき体質改善を行う治療があります。

 

食物アレルギー

食物アレルギーは、強い症状(咳、喘鳴、腹痛、嘔吐、全身に広がる蕁麻疹などが複数出てくる)の時は、除去が必要になります。口周囲に軽い蕁麻疹が出たり、目がかゆくなる、くしゃみ、鼻水などの軽度な症状であれば、除去せず食べ慣らします。

除去食は最低限にします。除去が、安易に拡大されると、生活に制限ができ患児、ご家族に多大なストレスがかかるからです。除去食があっても栄養が偏らないように代替品を取り入れましょう。除去食のために定番おかずが作れなくなることはありません。レシピを参考にアレンジしてご家族皆様で同じ食事が食べられるように、個別にアドバイスさせていただきます。

毎日の食事を栄養が偏らないように配慮し、その上、除去食があれば大変だと思います。手作りだけでなく、除去食を含まない加工品、アレルギーに対応してくれる外食店などを上手に取り入れて楽しく生活できるように考えていきましょう。